I Love Black
2004年11月2日 MTG心の原風景ども「つーか黒しか使えない」LKです。
先日の秋華杯で、大会でよく顔を合わす半バイヤーに言われた台詞。
「あんた黒使ってるとこしか見たこと無いよ!」
ええその通りです。
マジックを始めてこの方構築の公式大会で沼を置かなかった事はありません(タイプ1で厳密には基本地形沼が入って無いデッキは使ったかな?)。
ホントは
「第一回チャンプファンクラブ会報:トップデッキの仕方」
とかやろうと思ったんですがちょっと真面目に情報を集めようと思い保留。近日後悔。
と言うわけでプロフも書いてないし昔話でもしながらちょっと原点回帰。
まず始めた時期から。
確かサーガの発売直前だったと思う。LK中学二年。
友達のゲーマーが「これをやろう」と言い出して当時ポケモン(赤いやつな)とドラクエとFFしかやったことのない超ライトゲーマーにいきなりカードゲームとはなんぞや、とか言い始める。
なんだこの一見するとカッコ悪いイラストは。
ふろーずんしぇいど?この女マジこええ。
つーか英語読めねえよ。
どこで売ってんの?立川?遠いな〜・・・。
自らのファンタジー的欲求に勝つことが出来ず次の日に立川の第一デパートにチャリを飛ばす。
(当時はかなりの距離だったと思う。往復で日が暮れた。)
当時から負けず嫌いだったので(今思うと謎)友達に一緒に来てもらえばいいものの一人で来て大いに迷う。
(どれが強いんだ?。くそ。分からん。・・・とりあえずこの取説が入っていそうな箱を買うか。つか高ええよ!。)
一人で悶々としつつも「てんぺすと」の「すたーたー」を買ってみる。急いでチャリをこいで帰る(当社比二倍速)。
家について即座に箱を剥く。・・・ぱりぱり・・・かさこそ・・。
むむ取説発見。熟読すべし・・・。
・・・何々「飛翔船ウェザーライトの冒険」?なるほど冒頭にはショートストーリーがついているのかニクイ演出だな。
そのころライトノベルにはまっていた俺はカードそっちのけでこのショートストーリーを読みふける。
・・・面白い!しかし・・・ルールはどこにも乗ってないではないか!ショック!。
泣きながら次の日友達にル−ルの事を聞くと
「五版を買えば良かったのに。はい、ルールブック。」
持つべき物は良き友よ。つーか先に渡せよ。
さらにその日のうちに「第五版初心者セット」を買いに行く。
この日からルールを覚えて熾烈な戦いが始まった!。
当時は
俺「1ターン目土地置いて終了〜」
相手「おれも〜」
〜6ターン目〜
俺「根切りワーム召還!(初動)」
相手「ジョータルワーム召還!(もち初動)」
俺「コウリンのワーム召還!」
相手「シヴのドラゴン召還!」
俺「・・・・ヒコウってなーに?」
みたいな状態だった。
そう世界はワームとドラゴンで出来ていた。
だんだん仲間が増えていってもみんな「奈落の王」とか「アルカデスサボス」とか対艦巨砲主義的クリーチャーが大好きだった。
そんな時俺たちが根城にしていた公民館に一人のにーちゃんが現れる。
「対戦しない?」
めっちゃびびった。そして知った。
世の中には知らない人にいきなり話しかけるやつがいることを。
世の中には「すりーぶ」ってもんがあってカードを守るのは常識と言うことを。
俺の「Frozen Shade」はターン終了時には元の姿に戻ってしまうことを。
「しゃどー」ってやつがいかに厄介かを。
そして手札の「Scaled Wurm」がどれほど無力かを。
そのにーちゃんのデッキは黒単シャドーウィニー。
バキバキのスタンダードデッキだ。素人相手に何使ってんだって感じのデッキだ。
今でもよく覚えてる。
「スワンプ、リチュール、カノファージ、スレイヤー、エンド」
「はぁ?」
俺はルールは自分で覚えた。仲間の誰よりルールに詳しかった。
今まで「師」と呼べる人なんていないと思っていたが、俺はこのいじめっ子のにーちゃんに「マジック」を教えてもらったんだと思う。
ついでに黒の素晴らしさもね。
それから持ってるカードでそのデッキを出来るだけ再現しようと試みる。当然「暗黒の儀式」すら4枚無い(しかもそれすらゴミ箱からの救出)。
こんな沼に劣るカードの何が強いんだと思っていたが、1ターン目にあんな動きをされたのでは目から鱗がぼろぼろ。
ついでにデッキから甲鱗のワームがぼろぼろ落ちていく。
さらば相棒。こんにちは恐怖&シャドー。
(覚えてるだけで二枚しかシャド−が入ってない自称シャドーデッキ)
それからみんなだんだんと「カウンター」とか「ロック」とか
いう事を口にしだして「強さ」ってやつを考え始めてたな。
考えてみれば鬼のようにみんな遅いんだから、「カウンター」とか「ロック」とかが強くて当たり前なんだよね。
初めてステイシスくらった時はこいつ天才ジャン!とか思ったね。
確か「時の精霊」だったかな?その直後火葬がある赤バーンが出てきて丸焦げにされてたっけ。
まあこんな誰にでも有る「井戸の中」の話もサーガが出るまでの話。
ちょっと長くなったから続きはまたの機会に。
注1:確か四版だか三版のシェイドには until end of turn.の表記が入ってない。そりゃ初心者にエラッタまで分かれってのは無理だ。
注2:このにーちゃんとはこの一回だけしか会ってない。まだやってるならちょっと会ってみたい。
先日の秋華杯で、大会でよく顔を合わす半バイヤーに言われた台詞。
「あんた黒使ってるとこしか見たこと無いよ!」
ええその通りです。
マジックを始めてこの方構築の公式大会で沼を置かなかった事はありません(タイプ1で厳密には基本地形沼が入って無いデッキは使ったかな?)。
ホントは
「第一回チャンプファンクラブ会報:トップデッキの仕方」
とかやろうと思ったんですがちょっと真面目に情報を集めようと思い保留。近日後悔。
と言うわけでプロフも書いてないし昔話でもしながらちょっと原点回帰。
まず始めた時期から。
確かサーガの発売直前だったと思う。LK中学二年。
友達のゲーマーが「これをやろう」と言い出して当時ポケモン(赤いやつな)とドラクエとFFしかやったことのない超ライトゲーマーにいきなりカードゲームとはなんぞや、とか言い始める。
なんだこの一見するとカッコ悪いイラストは。
ふろーずんしぇいど?この女マジこええ。
つーか英語読めねえよ。
どこで売ってんの?立川?遠いな〜・・・。
自らのファンタジー的欲求に勝つことが出来ず次の日に立川の第一デパートにチャリを飛ばす。
(当時はかなりの距離だったと思う。往復で日が暮れた。)
当時から負けず嫌いだったので(今思うと謎)友達に一緒に来てもらえばいいものの一人で来て大いに迷う。
(どれが強いんだ?。くそ。分からん。・・・とりあえずこの取説が入っていそうな箱を買うか。つか高ええよ!。)
一人で悶々としつつも「てんぺすと」の「すたーたー」を買ってみる。急いでチャリをこいで帰る(当社比二倍速)。
家について即座に箱を剥く。・・・ぱりぱり・・・かさこそ・・。
むむ取説発見。熟読すべし・・・。
・・・何々「飛翔船ウェザーライトの冒険」?なるほど冒頭にはショートストーリーがついているのかニクイ演出だな。
そのころライトノベルにはまっていた俺はカードそっちのけでこのショートストーリーを読みふける。
・・・面白い!しかし・・・ルールはどこにも乗ってないではないか!ショック!。
泣きながら次の日友達にル−ルの事を聞くと
「五版を買えば良かったのに。はい、ルールブック。」
持つべき物は良き友よ。つーか先に渡せよ。
さらにその日のうちに「第五版初心者セット」を買いに行く。
この日からルールを覚えて熾烈な戦いが始まった!。
当時は
俺「1ターン目土地置いて終了〜」
相手「おれも〜」
〜6ターン目〜
俺「根切りワーム召還!(初動)」
相手「ジョータルワーム召還!(もち初動)」
俺「コウリンのワーム召還!」
相手「シヴのドラゴン召還!」
俺「・・・・ヒコウってなーに?」
みたいな状態だった。
そう世界はワームとドラゴンで出来ていた。
だんだん仲間が増えていってもみんな「奈落の王」とか「アルカデスサボス」とか対艦巨砲主義的クリーチャーが大好きだった。
そんな時俺たちが根城にしていた公民館に一人のにーちゃんが現れる。
「対戦しない?」
めっちゃびびった。そして知った。
世の中には知らない人にいきなり話しかけるやつがいることを。
世の中には「すりーぶ」ってもんがあってカードを守るのは常識と言うことを。
俺の「Frozen Shade」はターン終了時には元の姿に戻ってしまうことを。
「しゃどー」ってやつがいかに厄介かを。
そして手札の「Scaled Wurm」がどれほど無力かを。
そのにーちゃんのデッキは黒単シャドーウィニー。
バキバキのスタンダードデッキだ。素人相手に何使ってんだって感じのデッキだ。
今でもよく覚えてる。
「スワンプ、リチュール、カノファージ、スレイヤー、エンド」
「はぁ?」
俺はルールは自分で覚えた。仲間の誰よりルールに詳しかった。
今まで「師」と呼べる人なんていないと思っていたが、俺はこのいじめっ子のにーちゃんに「マジック」を教えてもらったんだと思う。
ついでに黒の素晴らしさもね。
それから持ってるカードでそのデッキを出来るだけ再現しようと試みる。当然「暗黒の儀式」すら4枚無い(しかもそれすらゴミ箱からの救出)。
こんな沼に劣るカードの何が強いんだと思っていたが、1ターン目にあんな動きをされたのでは目から鱗がぼろぼろ。
ついでにデッキから甲鱗のワームがぼろぼろ落ちていく。
さらば相棒。こんにちは恐怖&シャドー。
(覚えてるだけで二枚しかシャド−が入ってない自称シャドーデッキ)
それからみんなだんだんと「カウンター」とか「ロック」とか
いう事を口にしだして「強さ」ってやつを考え始めてたな。
考えてみれば鬼のようにみんな遅いんだから、「カウンター」とか「ロック」とかが強くて当たり前なんだよね。
初めてステイシスくらった時はこいつ天才ジャン!とか思ったね。
確か「時の精霊」だったかな?その直後火葬がある赤バーンが出てきて丸焦げにされてたっけ。
まあこんな誰にでも有る「井戸の中」の話もサーガが出るまでの話。
ちょっと長くなったから続きはまたの機会に。
注1:確か四版だか三版のシェイドには until end of turn.の表記が入ってない。そりゃ初心者にエラッタまで分かれってのは無理だ。
注2:このにーちゃんとはこの一回だけしか会ってない。まだやってるならちょっと会ってみたい。
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