ども「えーとどこかでお会いしましたっけ?」LKです

基本的に人の顔とか名前とか覚えないんですよ

前回の日記の続きを書こうと常連との出会いを思い出そうとするんですが・・・

基本的に名前と顔を覚えた後のことしか思い出せない!!

初対面の時の記憶が超薄いんですよねー

なので思いだせるエピソードを適当に

時間軸は死ぬほどづれているのであしからず


・はちべえさんの場合

ある日のアトミック、明らかに酒の空箱(木製)にカードを詰め込んだ柄の悪いニーちゃんがいる

正直超怖い

しかしここはオタクの巣窟国分寺ATOMIC!!

カードを持っていれば何の問題も無い!!(はず)

勇気をだして話しかけると・・・良かった気のいいニーちゃんだったw

オデッセイが出た当初だったのでふたりで《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator(OD)》を集めて回ったのは今となってはいい思い出

・シブヤさんの場合

セキネ君曰く「変なデッキビルダーがいる」

シブヤさんの当初の作品はマジですごかった

戦闘魔道師五人を詰め込んだレンジャーデッキや激動と抹消を同時に使うメガリセットデッキ、サイクリングというシステムに着眼しておきながらなぜか色は赤黒というゾンビサイクバーンなどなど・・・

アトミックで変なデッキと言えばシブヤさんだった

・カイセさんの場合

マジックプレイヤーでは無いけれど一応

麻雀のメンツが足りないとはちべえさんが呼んだのがきっかけらしい

その時はまだオレは打ってなかったので知らないが一夏で灰猫氏からニンテンドウ64(ゲームキューブだっけ?)を買えるくらい搾り取ったり、人を海に沈めたりとやりたい放題だったらしい

初めて会った時の印象はスキンヘッドの優しいオジサン

20代だと聞いたときはビビッタなーw

・メルさんの場合

だいぶ最近の事になるので割かし覚えてる

常連の一人のつてでアトミックに来たらしくその時はたしかクレリックデッキを使ってたっけな?
ちょっと対戦して話をしてみていい感じの人だなーと思って会話を続けてると「Drメルバネフの魔法研究所」の話が出てきて

P「〜の話なんですけど読みました?」

メ「それ俺が書いたやつだね」

P「!!まじすか!?」

いやーホントびっくりした
その時のネットでのマジック情報なんてかなり限定的なものだったからso what?に乗ってたメルさんとか愁くんとかの記事はほとんど目を通してた訳で・・・
まさか本人がこんな近くにいる人だとは夢にも思わなかったヨー

で、その時の流れで俺も日記を書くことを進められた訳なんだけど・・・
今思い返してみると俺がこうして日記を書いてる原因の5割くらいはメルさんなんだなー

・コアラの場合

やたらとうるさい奴とセットでアトミックに出没し始めた中学生だった
明らかに初心者のプレイングと仲間達なのにコアラだけは強靭な資産をもっているという非常にアンバランスな子でした
一時期は「コアラ育成プロジェクト」とかも立ち上げましたが・・・まあ結果はおして知るべし
チャンプ曰く奇跡の男

以下出会いを思い出せない人々

灰猫店長

まあAtomicの店長なので間違いなく始めていったときに出会っているのは分かっているんだが・・・
話し始めたのはいつだったか・・・
とんと思いだせん

バラさん

たしか胡椒の人のが先だったような・・・
箱舟でドラフトしたのが一番最初だったっけ?

モノクロさん

明確にいつってのがホント思い出せない・・・
タイプ1やり始めてからはお世話になりっぱなしですが

DBAさん

DBAさんも登場シーンがかなりあやふや
一番思い出に残ってるのは国分寺の夜の街をバラさんと一緒に歩きながら「将来の夢はヒモです」と言ったオレを真剣に叱ってるとこかなw?

あらら

登場シーンは思い出せないけど、最初の方は友達と一緒によく来てたのを覚えてる
ステロイドに《消えないこだま/Haunting Echoes(OD)》を入れてダークステロって言うのは語り草ですよねw?

サイトウくん

登場シーンが全く思い出せない・・・
一番古い思い出は北から帰ってくるときに「DBAさんてどんなふうに会った?」みたいな話をしてる時かな?
ほんと自然に今の関係が出来上がった仲間の一人

チャンプ

アトミックのスタンダードアリーナを優勝したからこのハンドルネームがついてる訳なんだけどおれ自身はそのアリーナの時は対戦してないのよねー
しかしいつのチャンプを思い出してもそれなりに勝ってるから驚きだね
その強さの秘訣を今度聞いてみよう
ストライク曰くスピードキング

Aたん

アトミックのマスコット的キャラクターだった少年
今はでかくなってしまい若干一名は残念がっている

オレより前にアトミックにいたことは確かだけどいつごろ初対面したかは不明
激動&《よろめく大群/Shambling Swarm(TOR)》を決められた事を鮮明に覚えている



その他名前も出てこない人たちやここに乗せてもアレな人たちよスマン

マジで忘れてる人がいたらコメントを(ばれない様に)下さい
(こっそり)追記します
ども「そういえばこんなシリーズあったな」Lkです

左のバーにあるテーマを久しぶりにいじってみたんですがそういえば昔の事を思い出すコーナーがあったなと

もうほったらかしてずいぶんたつんですがまあ書くことも無いし(短編集の 「? LOVE YOU」はまだ読み終わって無い、近日レビュー公開)

もはや話の流れとかそもそも記憶とかが曖昧なんですがw

とりあえず場面はアトミックに来始めた所からかな?


サブタイ「リスより増える仲間達」


アトミックの存在を知り早速セキネ(仮)君の自転車のケツに乗りレッツゴー

(余談だが彼の運転は超怖い、マジで)

確か当時は二人用の机が店の左右の壁際に一つづつ置いてあって第一印象は(デュエルスペースにありがちな)「せまっ!!」だった

そこでまず出合ったのがリュウドウだった

彼は間違いなく変態だった

やたらとトークンを使いたがりデッキはへんてこなくせにそれなりに強いという悪夢のような男だった

ターボジョークル(ジョークルホープスと抹消を打ちまくりネザースピリットが殴るデッキ)の先駆けみたいなデッキで俺のエンジェルへイト(堕天使&《はじける子嚢/Saproling Burst(NE)》)をボコボコにしてくれた

次に名前を知ったのはeromさんだったかな?

アリーナリーグ(エクステンデッド、1週間だかで対戦成績を競うやつ)で対戦した時の事、俺が黒単コントロール、eromさんがオースだったかな?

《チクタク・ノーム/Ticking Gnomes(UL)》を《死体のダンス/Corpse Dance(TE)》で回して勝ったんだけどその後対戦結果記入用紙にサインをする時に

E「e,,,r,,,o,,,m,,,っと」

P「ん?これなんて読むんですか?」

E「えろむと読みます」

P「え!!エロ!!・・・・む」


あの時の衝撃を忘れない

今となってはハンドルネームというものが存在し、それで呼び合うこともあるとはいえ当時はパソコンも持ってなかったししかもえ・・・え・・・エロとは!!  

(eromがエンパイアオブリセットマスターの頭文字だと知ったのはもっと後)


このアリーナの時に対戦したのが結構いて夜泊くんもその一人

夜泊(ピュア茶単コントロール)VS PIN(黒単コン)


P「(ハンドは効かない《非業の死/Perish(TE)》だけか・・・何か引かれたらきつい・・・)」

(《吸血の教示者/Vampiric Tutor(6E)》によるシルバーバレットでメインに入ってた)

Y「《ヴォルラスの研究室/Volrath’s Laboratory(ST)》キャスト!!指定は緑でクリーチャータイプマルチ!!」

嬉しそうに自作であろうトークンを取り出す夜泊くん

P「?」

お気づきの方もいるかも知れないがマルチとはゲーム「ToHeart」に出てくるロボットの事である

当時のオレには全くわからない世界だった

(当時はクリーチャータイプは好き勝手言えた、今はあるものしか指定できない)

トークンのクリーチャータイプなんぞはどうでも良かったが、色は重要だった

P「茶単なのになぜか《非業の死/Perish(TE)》が効く!!」

勝負は《非業の死/Perish(TE)》で溜まったクリーチャーを吹っ飛ばして辛くも勝利したが夜泊くんのその時の台詞は

Y「セリオで赤にしとけばよかった〜」

う〜む、救いがたい


確か同時期に知り合ったのがnozakiさんかなー?

確たる出会いのインパクトは無かったけどセキネくんから紹介されたときは正直

「なんだこの弱そうなオッサンは」

と思った(ごめんnozakiさん)

しかしnozakiさんは初心者であるにも関わらずネットを駆使して海外の情報を集め、最新の構築情報とメタを我らにアタエタモウタノデある!!

その成果かどうかは知らないが氏の考えは前衛的だった

・メインに青しかカウンターできないスペル

・とりあえずどんなデッキにもアリーナ(青白コンにアリーナとか、サイカにアリーナとか)

しかしびっくりドッキリなだけでは無くサイカトグ&《激動/Upheaval(OD)》にいち早く気付くなど着眼点だけはプロ級だったと言える


(そういえばnozakiさんと対戦したこと無い気が・・・)



なんかアトミック人物名鑑みたいになってきたなあw

それはそれで面白いので続けてみる

それが終わったら・・・

次回「初めてのfainals予選」

かな?w
ども「金は無いけど横浜へ」LKです。

もう週末はGP横浜ですね。
今からアンヒンジドのドラフトが楽しみで・・・いやいや、天下取ったるでぇ〜!(いいパックが引けますように)。

今日は昔話第三回。

高校進学してまず最初にやったことといえば・・友達を作る?彼女を作る?先生にゴマすり?いやいやもっとやるべき事があるだろ?

そう・・・どこでマジックができるか調べるんだよ!!。

これはかなり簡単な仕事だった。進学した高校には「TRPG同好会」なるものが存在し、パンフには「MTG等やってます」と書かれているでではないか!。
早速行ってみる(入学初日)。

おお!やっとるやっとる。
しかしそこで目にしたのはガチがちのトーナメントマジックではなく、究極的なカジュアルだったのだ!。

とりあえずリア二(非積み込み)を使って一通り対戦。結構勝てる。
なんだよ拍子抜けだな、とか思っているといつの間にやらTRPGの説明に入っている・・・やべえハメラレタ・・・。

こうして半ば強制的にMTGのできる場所を確保したのであった。

そんなある日のこのこ部室へ行くと自分のクラスメートがいるではないか。
彼はさも当然という風にこちらに顔を向け

「よう」

といって手を上げた。
っていうか何馴染んでんのこの人?。このオタクの巣窟とでも言うべき部屋に入った瞬間馴染んでいる!これはよほどの○○○○に違いない!。
もうお気付きの方もいるだろう。
セキネ(仮)くんと出会った瞬間である。

このショッキングな出会いに反して同じ高校時代の友人まえゾノ(仮)くんはかなり普通の出会いだったのだろう。思い出せない。
気がついたら隣でマジックしてた気がする。

この三人を中心に高校でのマジックをしていた訳だ。
もちろん回りの恐ろしくクダラン連中も一緒に。

昔はあんまし負けてなかった気がする。
もちろん敗北の記憶なんて霞んでしまうものかもしれないが、それを差し引いても回りよりは強かったんだろう。

そんなぬるぬる状態が続いたある日国分寺ATOMICの事を知る訳だ。もちろん情報源はヘビーゲーマーセキネくん。

よっしゃ。いっちょもんだるかい。

こうして国分寺ATOMICへ出向く訳だが、そこはまさしく天外魔境だった訳で・・・。

次回・リスより増える仲間達



お知らせ・明日は学校が無いので日記はお休み。
休み明けには横浜のレポートでも書こうかな。
ども「もしサトピンが馬鹿じゃなかったらグーパンだね」LKです。

先日一緒に打ったスネークさんの台詞。
半分三味線のようなことを言って四順目に跳満をあがったらスネークさん爆笑しながらこのような事を言っておられました。
まあスネークさんトータルガントップだしゆるしてチョ。

今日は心の原風景シリーズ第二回。

時代はラースサイクルからウルザサイクルに移っていた。
そう俺たちは進化した!。

「1ターン目ラノエルからアクリディアン虫と飛び掛るジャガー!」

「なんの!ペリッシュ!」

「(ぶちっ)テンメーなにメインから非業の死なんか入れてんだよ!きたねーぞ!」

「だって昨日ボコボコにやられたから対抗してきたんだよ」

・・・そう、毛が生えただけだった。

当時の俺のデッキは二つ。サーガで復権を果たし、その後のスタンダードにも多大な影響を与える高速緑単ウィニー「ストンピィ」。
もちろんそのできそこない。ガイアの揺籃の地なんて一枚しか持ってないし、なぜかガズバンのオーガとか昔のカードもてんこ盛り。
スクリブスプライトは強かったなぁ。

二つ目はリアニメイト。ゼフィドとか微妙なクリーチャーを犠牲で釣ってきてた。
落とす役目は吸血犬と生き埋め。もう生き埋めを発見した時は

「俺のデッキはサイキョーだああああ!!」

と発狂しそうだったね。
まあ発見なんて大それたものじゃなくつまりは「立川ロータス」の存在を知ったって事なんだけどね。

「立川に専門店があるらしい」

これは一つの神話だった。
当時近所のゲームショップからパックを調達していた俺らにしてみれば「シングル買い」はおろかどのパックにどのカードが入っているかすら把握していなかったのだ。

それだけに仲間が見たことも無いエキスパンションシンボルのカードを使っているとそれだけで注目の的。

「この冠マークって絵違いのおんなじカードが入ってるよ!」

「まじで!かっこいいな!おれもそれにしよう!」

・・・やめろばか。

話を元に戻そう。
俺たちは探索の結果「立川ロータス」を発見した!(あなたは交番でホビーショップの場所を聞くのがどれだけハズイかご存知か?)。

そこはまさに宝の山だった。
壁中に張ってある見たことも無いレアカードの数々。
ショウケースの中の目玉が飛び出るほど高い大昔のカード。
そして初めてみるマジック専門誌「デュエリストジャパン」。

そこにいるだけで緊張と興奮で胸が苦しくなる。
真っ赤な顔をしながらサーガとエクソダスのパックを買う。
ここまできてシングル買いしなかったのは、自分がまだそのものの価値が分からなかったの事と、正直シングルの買い方が分からなかった。

とはいえ立川は遠い。毎日行けるはずも無い。行けてもみんな一緒とは行かなくなる。
お気付きだろうか。このあたりから「実力の差」というやつが出始めるのである。

「あ!その本ロータスにあったヤツジャン!!見せて〜!」

「ヤダ」

「・・・・・・」

仲間内で最も金を掛け実力的にも秀でていたイシダくん(仮名)が情報戦を制した瞬間である。

子供は残酷だね。

その後彼は「トレードゲドン」や「NWO」を使って仲間を完膚なきまでに叩き潰した。

勝つためにはどうするか?。

新しいカードを買うか?

こっちも情報を集めて対抗?

でもお金は無いし・・・そうだ!。

俺「1ターン目リチュール×2、吸血犬から新緑の魔力捨てて再活性。ターンエンド。」

イシダ「・・・いや無理だから。」

俺「イヤーイイマワリダッタネ。もう一回やる?」

イシダ「うむ」

俺「1ターン目リチュール×2、吸血犬からスリヴァークイーン捨てて死体発掘。ターンエンド。」

イシダ「強すぎ。ちょっとデッキ見せて。」

俺「ふふふ。企業秘密さ。」

なんの事はない積み込みである。
若気の至りってヤツですね。

こんな事がなんとネメシスあたりまで続きます。

とはいえLK少年も高校へ行かねばなりません。受験勉強のためMTGともお別れ〜・・・しませんでした。みんな辞めていく中一人だけ「真剣な連中」と付き合っていきました。

そのころはもう「ゲームぎゃざ」も発売され始め情報戦でも引けをとりません。
「真剣な連中」と日々切磋琢磨し、さいどぼーどなんて物も形なりにも組みました。

はて?なぜでしょう?このころの俺は大会にまったく出場してません。
スタンのデッキはストンピィ。なかなかの選択です。プレイングは鼻くそでも出てみたいとは思ったはずです。

・・・悲しいことにその時の心情が思い出せません。
友達関係で何かあった気がしないでもないですが・・・。

とりあえず俺の最初の大会参加は高校生になってからの話です。

次回予告「俺ってもしや強い?〜LK、TRPG部に入る」
ども「つーか黒しか使えない」LKです。

先日の秋華杯で、大会でよく顔を合わす半バイヤーに言われた台詞。

「あんた黒使ってるとこしか見たこと無いよ!」

ええその通りです。
マジックを始めてこの方構築の公式大会で沼を置かなかった事はありません(タイプ1で厳密には基本地形沼が入って無いデッキは使ったかな?)。

ホントは
「第一回チャンプファンクラブ会報:トップデッキの仕方」
とかやろうと思ったんですがちょっと真面目に情報を集めようと思い保留。近日後悔。

と言うわけでプロフも書いてないし昔話でもしながらちょっと原点回帰。

まず始めた時期から。
確かサーガの発売直前だったと思う。LK中学二年。
友達のゲーマーが「これをやろう」と言い出して当時ポケモン(赤いやつな)とドラクエとFFしかやったことのない超ライトゲーマーにいきなりカードゲームとはなんぞや、とか言い始める。

なんだこの一見するとカッコ悪いイラストは。
ふろーずんしぇいど?この女マジこええ。
つーか英語読めねえよ。
どこで売ってんの?立川?遠いな〜・・・。

自らのファンタジー的欲求に勝つことが出来ず次の日に立川の第一デパートにチャリを飛ばす。
(当時はかなりの距離だったと思う。往復で日が暮れた。)

当時から負けず嫌いだったので(今思うと謎)友達に一緒に来てもらえばいいものの一人で来て大いに迷う。

(どれが強いんだ?。くそ。分からん。・・・とりあえずこの取説が入っていそうな箱を買うか。つか高ええよ!。)

一人で悶々としつつも「てんぺすと」の「すたーたー」を買ってみる。急いでチャリをこいで帰る(当社比二倍速)。

家について即座に箱を剥く。・・・ぱりぱり・・・かさこそ・・。

むむ取説発見。熟読すべし・・・。
・・・何々「飛翔船ウェザーライトの冒険」?なるほど冒頭にはショートストーリーがついているのかニクイ演出だな。

そのころライトノベルにはまっていた俺はカードそっちのけでこのショートストーリーを読みふける。

・・・面白い!しかし・・・ルールはどこにも乗ってないではないか!ショック!。

泣きながら次の日友達にル−ルの事を聞くと
「五版を買えば良かったのに。はい、ルールブック。」
持つべき物は良き友よ。つーか先に渡せよ。

さらにその日のうちに「第五版初心者セット」を買いに行く。

この日からルールを覚えて熾烈な戦いが始まった!。

当時は

俺「1ターン目土地置いて終了〜」
相手「おれも〜」

〜6ターン目〜

俺「根切りワーム召還!(初動)」
相手「ジョータルワーム召還!(もち初動)」
俺「コウリンのワーム召還!」
相手「シヴのドラゴン召還!」
俺「・・・・ヒコウってなーに?」

みたいな状態だった。

そう世界はワームとドラゴンで出来ていた。

だんだん仲間が増えていってもみんな「奈落の王」とか「アルカデスサボス」とか対艦巨砲主義的クリーチャーが大好きだった。

そんな時俺たちが根城にしていた公民館に一人のにーちゃんが現れる。

「対戦しない?」

めっちゃびびった。そして知った。
世の中には知らない人にいきなり話しかけるやつがいることを。
世の中には「すりーぶ」ってもんがあってカードを守るのは常識と言うことを。
俺の「Frozen Shade」はターン終了時には元の姿に戻ってしまうことを。
「しゃどー」ってやつがいかに厄介かを。
そして手札の「Scaled Wurm」がどれほど無力かを。

そのにーちゃんのデッキは黒単シャドーウィニー。
バキバキのスタンダードデッキだ。素人相手に何使ってんだって感じのデッキだ。
今でもよく覚えてる。
「スワンプ、リチュール、カノファージ、スレイヤー、エンド」
「はぁ?」

俺はルールは自分で覚えた。仲間の誰よりルールに詳しかった。
今まで「師」と呼べる人なんていないと思っていたが、俺はこのいじめっ子のにーちゃんに「マジック」を教えてもらったんだと思う。

ついでに黒の素晴らしさもね。

それから持ってるカードでそのデッキを出来るだけ再現しようと試みる。当然「暗黒の儀式」すら4枚無い(しかもそれすらゴミ箱からの救出)。
こんな沼に劣るカードの何が強いんだと思っていたが、1ターン目にあんな動きをされたのでは目から鱗がぼろぼろ。
ついでにデッキから甲鱗のワームがぼろぼろ落ちていく。
さらば相棒。こんにちは恐怖&シャドー。
(覚えてるだけで二枚しかシャド−が入ってない自称シャドーデッキ)

それからみんなだんだんと「カウンター」とか「ロック」とか
いう事を口にしだして「強さ」ってやつを考え始めてたな。

考えてみれば鬼のようにみんな遅いんだから、「カウンター」とか「ロック」とかが強くて当たり前なんだよね。

初めてステイシスくらった時はこいつ天才ジャン!とか思ったね。
確か「時の精霊」だったかな?その直後火葬がある赤バーンが出てきて丸焦げにされてたっけ。

まあこんな誰にでも有る「井戸の中」の話もサーガが出るまでの話。

ちょっと長くなったから続きはまたの機会に。

注1:確か四版だか三版のシェイドには until end of turn.の表記が入ってない。そりゃ初心者にエラッタまで分かれってのは無理だ。
注2:このにーちゃんとはこの一回だけしか会ってない。まだやってるならちょっと会ってみたい。

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