ども「もしサトピンが馬鹿じゃなかったらグーパンだね」LKです。

先日一緒に打ったスネークさんの台詞。
半分三味線のようなことを言って四順目に跳満をあがったらスネークさん爆笑しながらこのような事を言っておられました。
まあスネークさんトータルガントップだしゆるしてチョ。

今日は心の原風景シリーズ第二回。

時代はラースサイクルからウルザサイクルに移っていた。
そう俺たちは進化した!。

「1ターン目ラノエルからアクリディアン虫と飛び掛るジャガー!」

「なんの!ペリッシュ!」

「(ぶちっ)テンメーなにメインから非業の死なんか入れてんだよ!きたねーぞ!」

「だって昨日ボコボコにやられたから対抗してきたんだよ」

・・・そう、毛が生えただけだった。

当時の俺のデッキは二つ。サーガで復権を果たし、その後のスタンダードにも多大な影響を与える高速緑単ウィニー「ストンピィ」。
もちろんそのできそこない。ガイアの揺籃の地なんて一枚しか持ってないし、なぜかガズバンのオーガとか昔のカードもてんこ盛り。
スクリブスプライトは強かったなぁ。

二つ目はリアニメイト。ゼフィドとか微妙なクリーチャーを犠牲で釣ってきてた。
落とす役目は吸血犬と生き埋め。もう生き埋めを発見した時は

「俺のデッキはサイキョーだああああ!!」

と発狂しそうだったね。
まあ発見なんて大それたものじゃなくつまりは「立川ロータス」の存在を知ったって事なんだけどね。

「立川に専門店があるらしい」

これは一つの神話だった。
当時近所のゲームショップからパックを調達していた俺らにしてみれば「シングル買い」はおろかどのパックにどのカードが入っているかすら把握していなかったのだ。

それだけに仲間が見たことも無いエキスパンションシンボルのカードを使っているとそれだけで注目の的。

「この冠マークって絵違いのおんなじカードが入ってるよ!」

「まじで!かっこいいな!おれもそれにしよう!」

・・・やめろばか。

話を元に戻そう。
俺たちは探索の結果「立川ロータス」を発見した!(あなたは交番でホビーショップの場所を聞くのがどれだけハズイかご存知か?)。

そこはまさに宝の山だった。
壁中に張ってある見たことも無いレアカードの数々。
ショウケースの中の目玉が飛び出るほど高い大昔のカード。
そして初めてみるマジック専門誌「デュエリストジャパン」。

そこにいるだけで緊張と興奮で胸が苦しくなる。
真っ赤な顔をしながらサーガとエクソダスのパックを買う。
ここまできてシングル買いしなかったのは、自分がまだそのものの価値が分からなかったの事と、正直シングルの買い方が分からなかった。

とはいえ立川は遠い。毎日行けるはずも無い。行けてもみんな一緒とは行かなくなる。
お気付きだろうか。このあたりから「実力の差」というやつが出始めるのである。

「あ!その本ロータスにあったヤツジャン!!見せて〜!」

「ヤダ」

「・・・・・・」

仲間内で最も金を掛け実力的にも秀でていたイシダくん(仮名)が情報戦を制した瞬間である。

子供は残酷だね。

その後彼は「トレードゲドン」や「NWO」を使って仲間を完膚なきまでに叩き潰した。

勝つためにはどうするか?。

新しいカードを買うか?

こっちも情報を集めて対抗?

でもお金は無いし・・・そうだ!。

俺「1ターン目リチュール×2、吸血犬から新緑の魔力捨てて再活性。ターンエンド。」

イシダ「・・・いや無理だから。」

俺「イヤーイイマワリダッタネ。もう一回やる?」

イシダ「うむ」

俺「1ターン目リチュール×2、吸血犬からスリヴァークイーン捨てて死体発掘。ターンエンド。」

イシダ「強すぎ。ちょっとデッキ見せて。」

俺「ふふふ。企業秘密さ。」

なんの事はない積み込みである。
若気の至りってヤツですね。

こんな事がなんとネメシスあたりまで続きます。

とはいえLK少年も高校へ行かねばなりません。受験勉強のためMTGともお別れ〜・・・しませんでした。みんな辞めていく中一人だけ「真剣な連中」と付き合っていきました。

そのころはもう「ゲームぎゃざ」も発売され始め情報戦でも引けをとりません。
「真剣な連中」と日々切磋琢磨し、さいどぼーどなんて物も形なりにも組みました。

はて?なぜでしょう?このころの俺は大会にまったく出場してません。
スタンのデッキはストンピィ。なかなかの選択です。プレイングは鼻くそでも出てみたいとは思ったはずです。

・・・悲しいことにその時の心情が思い出せません。
友達関係で何かあった気がしないでもないですが・・・。

とりあえず俺の最初の大会参加は高校生になってからの話です。

次回予告「俺ってもしや強い?〜LK、TRPG部に入る」

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